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サングラスのフィッティングについて

Posted on 2014/08/29 by admin

前回はサイズ感のお話をしましたが、
今回はフィッティングや調整について少し触れてみたいと思います。
 

サングラスや眼鏡は、どれだけデザインや性能が良くても掛け心地が悪ければ
だんだんと掛けるのが嫌になってくるもので、全てが台無しになると言えます。

そのままでも掛け心地が良ければ特に言うことはないのですが、
やはり人間の顔というのも様々でして、鼻の高さも違えば、
左右で耳の高さが違う方などもよくいらっしゃいます。
 

「どうも使っていて鼻のあたりに(もしくは耳に)違和感がある・・・」
「掛けて鏡を見ていると、なんだか顔から浮いていて(もしくはズレていて)
 全然似合っていないように見える・・・」
 

そこでポイントになるのが、前回のサイズ感に続いて
お客様ご自身に合わせたフレームの微調整です。
 

一般的な眼鏡フレームでも、カジュアル・スポーツサングラスでも、
それぞれの商品の素材や仕様によって調整できる箇所や方法は変わります。

特にカジュアル・スポーツ系のサングラスは、
まだまだフレーム素材自体の弾力性でフィットするように考えられている商品も多く、
安価な商品などでは、ほぼ全くパーツの調整自体ができないこともありますので、
お話するのが難しい内容ではあります。
 

そして掛け心地にシビアにこだわる方は、本来であれば眼鏡店様で購入された際などに、
専門の工具とプロの手でしっかりと調整して頂くのが一番良いです。
 

今回はあくまでも、基本的かつ容易にできる、
簡単な調整内容についてのお話ということでご理解頂けると幸いです。
 

BUNNY WALKのサングラスでは主に、

①ノーズパッド
②モダン

この2つに関してはお客様ご自身でもちょっとした調整ができるモデルが多いです。
 

ノーズパッド説明
モダン説明
 

まず「ノーズパッド」について、ノーズパッドの調整だけで
これだけ変わるんだという、わかりやすい例を一つ。
 

ノーズパッドビフォー
 

例)このようにノーズパッドの角度が鋭角すぎるほど高めに設定されており、
顔との距離が離れてしまう。そして左右のバランスも悪い場合。
 

これを実際に掛けるとどうなるか、と言いますと・・・
さて、ここでスタッフのT君にご登場願いましょう。
 


 

なんだか気持ち悪いですね・・・心がざわざわしてきます。
ですが、T君に罪はありません。

先ほどのノーズパッドのせいで、サングラスが顔から浮いており
傾斜角も上向きに狂ってしまっています。
目の位置もレンズの中心からズレているのに加えて、左右にも少し傾いているので
見た目に違和感がありますし、掛け心地もあまり良くない状態です。
 

ここまで極端ではないにせよ、BUNNY WALKはハイカーブでレンズが大きめの製品が多い関係で、
ノーズパッドを高めに設定しているので、実はこのようにサングラスが浮いている状態というのは
鼻の高い方にしばしば見受けられます。
 

これは調整しましょう。

ノーズパッドアフター
 

調整完了。角度がゆるやかになっていますが、
ノーズパッドを下げ、左右の幅を広げてバランスも直しています。
(逆に顔との距離が近い、まつ毛がレンズに触れるといった場合には
 ノーズパッドの角度を起こす調整が必要となります。)
 

それでは、これを掛けてみましょう。
 


 

さっきの写真に比べると、だいぶ落ち着きました。
心なしかT君の横分けも見事にキマっていて、爽やかです。
 

ノーズパッドの調整だけでも、このように変わります。
 

次にモダンの調整です。
耳の角度に合わせて少しずつ調整していきます。
 

BW-005のモダンを例にすると
 


モダンアフター
 

(上下の調整)
 

モダン外
モダン内
 

(外内の調整)
 

このように可動しますので、掛け心地を確認しながら
耳が痛くなったりズレにくいように、耳の上部や頭の形に合わせて角度を変えていきます。

同タイプのモダンの製品は、同じように調整が可能です。
 

BW-005,006,009,010,011,012などのモダンはそのままでも調整可能ですが、
その他のモデルは温風機などの器具が必要になります。
 

フレームの細かい調整は、やはり専門の眼鏡店様でプロの手によって
しっかりと調整して頂くのがベストですが、
今回は何かのはずみに、特にズレたり歪んだりしやすいパーツに関して、
自宅でもできるような簡単な調整ということでお話しさせて頂きました。
 

普段、メガネを掛けていない方にとっては
眼鏡・サングラスのフィッティング・調整という言葉自体が、
まだまだ一般的ではないように思います。

なるほど、こういうこともできるんですね
と、少しでも知って頂いて、興味を持って頂ければ幸いです。
 

※調整の際は破損などに注意しながらくれぐれも慎重に、自己責任でお願い致します。
 

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